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TEDをまとめています

女性に教えるべきは勇敢さであり、完璧主義であることではない

 

Teach girls bravery, not perfection

Speaker: Reshma saujani


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演者はアメリカ人(インド系移民2世)、

”Girls who Code”という女性にプログラミングやComputer Scienceを教育するNPOの創業者であり、弁護士、政治家でもある女性。

著者のインタビュー記事HPなども含めての感想です。

 

 

★単語・表現のメモ

・homogeneity 同質性

・ordeals 辛い体験、恐ろしい体験

・first and foremost, 何よりもまず

・glavanize people (人を)活気づける

・know all too well 〜を嫌と言うほどわかっている

・run O ragged (Oを)くたくたに疲れさせる

・be conditioned to 〜する習慣が身に付いている

・first-of-its-kind その種ではじめての

 

★心に響いた言葉

“Fear less, Fail more, Live bolder”

“The ability to help heal other people by discussing your own pain can be really powerful.”

“You can’t get gender justice in the workplace, unless you have gender justice at home.”

 

 

★感想

「彼女はバリバリのキャリアウーマン、夫と子供も2人いて、何不自由ない生活をしている」

 

世間が期待しているともいえる

「すべてを持っているように見える女性」についても、彼女の言葉を借りれば、

 

"having it all" is just a euphemism for "doing it all"

 

バリバリと仕事を「している」

子供を2人「産み育てている」

家事や育児を「こなしている」

 

何かを「持てる人間になりたい」と淡い期待を持つことは、

何かを「する人間になる」という覚悟が必要なのでしょう。

もちろん、本人が望んで得た結果で、本人が満足しているならなんら問題はない素晴らしいことです。

 

 

演者は明言していないようですが、活動内容はフェミニストであると言えます。

ただし多くのフェミニスト活動家と一線を画す点として、非常に現実的かつ実践可能な策を取っている点があげられます。

貧困女性たちに「手に職」を持たせるため、プログラミングの教育を行うNPOを立ち上げています。

IT人材は今最も求人の多い分野の一つです。

またリモートワークがしやすいなどの観点から、女性のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる職種とも言えるでしょう。

演説の中でも述べられているように、今やネットのホットユーザーは女性です。

日々の買い物の多くが、女性により意思決定され、購入されています。

エンドユーザーを想像すれば、IT現場に女性を置くことの重要性もよくわかります。

 

さらに彼女は、女性達を教育をする中で気がついた、

女性達の成功を阻む「強迫観念に近い完璧主義」に対して、

これらは「女の子」に対する幼少期からの様々な刷り込み、期待で作られた価値観であること、

失敗を恐れず、完璧主義を捨て、大胆な人生を歩むことを、強くアドバイスしています。

 

📚演者の著書

“Brave, Not Perfect”

 

”Pay Up”  Amazon Japanでは2023年3月発売予定です

 

Girls who Codeの物語は日本語訳版もありました。

小学校前後の女の子に、プログラミングに興味を持ってもらうきっかけになりそうな本です。